事業紹介 》 なかの藍染
なかの藍染
indigo dye
国登録有形文化財 – 中野家住宅を地域や市民の皆様により身近に感じて頂けるよう日本の伝統文化である藍染の活動を通じて、多世代が気軽に集える場ができました。 「お店で着るユニフォームを自分達で作りたい」という希望から、染め師さんにひとつずつ教えて頂き服を染めるまでに至りました。毎日の液の撹拌や藍液の管理など藍染を楽しみながら「地域の人と交流できる場作り」を目指しています。
なかの藍染 》 日々の藍
藍染めは染液に布を浸し、数分後取り出して空気に触れさせることによって酸化反応が起こり、徐々に藍色に変化します。水で洗い流すと鮮やかな藍色が現れ、布に藍色が定着します。日々のお世話を経てやっと染められるようになるまで約1ヶ月かかりました。ハンカチ、ヘアバンドと染めやすい小物から染めていき、2021年10月から始めた藍事業ですが3ヶ月後には初めての衣服の染めに挑戦しました。 藍色は液に浸す時間で濃さが変わるのではなく染め重ねることによってより深い色に染まっていきます。濃い紺色を生み出すには10回以上染め重ねる必要があり、何度も染めることでムラなく均一な色が出来上がります。染めた後は液が弱ってしまうため素早くケアをし環境を整えることも染め工程の大事な要素のひとつです。